株式会社富士ロジテックグループで働く社員について、仕事内容、やりがい、物流業界と会社の魅力、エピソードなどを紹介します。

今回は、富士ロジテックグループの女性管理職として事業を推進する平田かつらさん。派遣社員から中途採用で社員になり、チームリーダーや倉庫の所長を経て、現在富士ロジテック・ネクストの営業部 部長としてキャリアを積まれています。

物流業界=男性というイメージが強い中、女性管理職として働く平田さんの業務内容や女性管理職までの経歴、仕事をする上で意識していること、今後のビジョンなどをお聞きしました。

【プロフィール】

2004年1月入社
法学部法律学科 卒業
営業部 部長

派遣社員から管理職に就くまで

管理職でいると上昇志向の強いキャリアウーマンと思われがちですが、実は私自身、役職にこだわっているわけではなく、出世欲もありませんでした。
入社したのは今から15年ほど前、中途で派遣社員として東京の葛西倉庫に入社しました。

当時所属していた派遣会社の方から、富士ロジテックグループの求人を紹介され、最初は派遣社員として倉庫の受け渡し事務からスタート。
それまで物流の仕事をしていたわけではなく、広告代理店など物流の畑とは全く違うところからの転職でした。

しばらく派遣社員として勤務する中で、中途採用の募集が始まり、同じ仕事をするなら社員の方がいいと感じ、社員として正式に入社しました。

配属されたのは大混乱している倉庫

配属されたのは新しく立ち上がった倉庫。当時は凄まじい忙しさで、倉庫内はまさに大混乱といった様子でした。

しかしそういった状況だからこそ、業務においては正確性とスピード感が重要視されます。
人員の定着率を上げるため、また、業務を安全に正しくこなすためにマニュアルを作成したり、教育したりする中でチームリーダーに抜擢されました。

その何年後かに物流拠点の所長になり、そこから営業へ異動になり、管理職へという流れになります。

そもそも管理職を希望していたわけではないのですが…

冒頭でもお話しした通り、そもそも役職に興味はなく管理職も希望していたわけではありません。

日々、倉庫業務を忙しくこなす中、この仕事は長く続けられないかもしれないという迷いがありました。
体力があり、新しいものにスピード感をもって取り組むことができる年齢は、限られてくるのではないかと感じていたからです。このまま同じことをして、自分の知識は積み上がったとしても求められるものに対しての成果という意味では足りなくなる時がくるだろう。

それならば、倉庫がどのように回っているのかチームやお金のことを含め、学びたいと思い、当時の上司に相談したのです。
そして、気づいたらチームリーダーになっていました。責任者になりたくて行った行動ではありませんでしたが、結果的にキャリアアップにつながったという形です。

管理職になる迷いもありました

最近では、ジェンダーの話も持ち上がるようになりましたが、やはり倉庫業=男性の会社だと私も感じています。

今は、リーチフォーク(※小回りの利くタイプのフォークリフト)などもたくさんの女性が乗っています。しかし私が倉庫にいた当時は男性の職員がほとんどで、女性は1割くらいしかいませんでした。
その中で責任者をやりなさいと言われた時に、果たしてみんなに受け入れられるかという不安は正直ありました。

その当時、物流業界で女性管理職は「珍しい、珍しい」ととにかくいろいろな人に言われました。でもそれができたのは、周りがすごく協力してくれたおかげです。今でも当時のスタッフに感謝しています。

今の私の仕事〜2つの事業を同時進行で進めています〜

現在は2つの事業を同時進行で進めています。

メインは、事業会社の富士ロジテック・ネクストで、営業部の部長。そこで倉庫の不動産事業を担当しています。倉庫を一棟丸々借りてそこを転貸借賃貸できるテナントさんを探す仕事がメインです。

もう1つが今年の2月から始まったプロジェクトです。ホールディングスの経営企画部に新設された戦略デザイン室で担当部長を務めております。

社長の考えを具現化して全社に伝えていくことを目的として、会社の企業理念の発信と従業員へ浸透させる活動を行っています。割合としては、3/4が不動産事業で、1/4が戦略デザインチームですが、日々様々なことが発生しますので、その時々で優先順位をつけて取り組んでいます。

仕事をする上で意識していること〜ニーズに合っていないものはどんなに提案しても時間を無駄にしてしまう〜

仕事をする上で日々意識していることは、相手が何を求めているかを察知することです。

そのためには当然コミュニケーションが大切になります。
例えば、戦略デザイン室では、鈴木庸介社長とディスカッションする中で、社長が何を求めて何をしたいかということを自分で察知してそれを叶えることを意識しています。

これは、マスターリースでお客様を探すときも同じです。お客様のニーズに合っていないものをどれだけ提案しても心に響かず、お客様の時間を無駄にしてしまいます。相手が何を考え、何を求めているかを察知することは、相手が社員だろうとお客様だろうと上司だろうと、どんな仕事をする上でも心がけていることです。

職場作りで大切にしていること〜意見しやすい環境にする〜

職場作りでは、意見しやすい環境であることを大事にしています。

私は上司という立場ですから、指示を出すとどうしても「はいわかりました」と社員がやってしまうことが多くなります。
それでは自分が発信している情報が、正しいのかわからなくなります。たまには頭にくることを言われても、自由に発言してもらった方がいいと思いますので、とにかく意見を言いやすい環境を大切にしています。

富士ロジテックグループはチャレンジしたいことを実現できる環境

この会社で仕事をする上でやりがいと感じるのは、「こういうことをしたい」ということに対し、自由にどんどんチャレンジさせてくれるところですね。

もちろん、利益になり会社の実になることが前提ですが、どんなことにもチャンスを与えられる風通しのいい環境だと感じます。

最近で言えば、ネクストの倉庫部門であるCL事業部でソーティングロボット「t-Sort」を導入し、庫内仕分けシェアリングサービスのアイデアを発表したところ、公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会の「ロジスティクス大賞」を受賞しました。当グループとしては30年ぶりだそうです。

また、富士ロジテック・ネクストのHPがなかったので予算を取らせてもらい、集客をするために仕掛けていくことなども、やりたいといえば自由にやらせてくれる会社です。
そういう意味では自分で仕事を作っていくことが多い会社です。チャレンジする人にはどんどん機会をくれる社風ですから、そういうところにやりがいを感じます。

同業者から富士ロジテックグループでよかったねとよく言われます

この会社にいると、同業他社様から「富士ロジテックグループでよかったね」と言われます。

私が伸び伸びと楽しそうに働いている様に見えるからかもしれませんが。
静岡が本拠地だからでしょうか、割と穏やかな方が多く、自分だけがのし上がってやる…というような悪い意味でギラギラした方を私の周りでは見たことがありません。

もちろん、仕事ですから求められる結果はシビアですし、難しいことや厳しいことは当然ありますが、社風として穏やかなところが好きで私は長く勤めています。

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プライベートも奨励してくれる会社〜休日の過ごし方〜

実は私、プライベートではフラメンコを20年近くやっています。

ステージに出たり、プロの人とライブを一緒にすることもあり、どちらが仕事かわからないくらいフラメンコの活動も充実しています。
最近では、フラメンコの協会で行われるコンクールのようなもので賞をいただきました。

当社は、例えば「フラメンコの用事があるので有給をとります」という感じでも、快く取らせてもらえます。仕事に支障のない範囲であれば、頑張っていることをすごく奨励してくれる会社です。
みんなでステージを見に来てくれることもあります。

仕事もフラメンコも全力で取り組んでいると、どちらか手を抜きたくなる時がありますが、昔上司に言われた「1つ一生懸命やれる人は2つだってやれるに決まっている」という言葉を大切にしています。

仕事で考えたことは、フラメンコをやる上でも活かされますし、フラメンコで踊る機会が欲しくて、知り合いや出る場所を増やして、自分の実力をあげるというのは営業と通ずるものがあります。双方にプラスの気づきがありますので、大変な時こそこの言葉を思い返しています。
趣味も仕事も頑張ってという環境はとてもありがたいですね。

今後のビジョン

〜会社間を超えた交流ができるような環境づくり〜

今後は、富士ロジテック・ネクストの方で言えば新しい拠点作りにも取り組んでいきたいと思っています。
千葉にネクストで管理している倉庫がありますので、拠点が作れるならそういう展開もして行きたいと思っています。

ホールディングス事業では、いかに理念を全社に浸透させていくかというところを課題としています。社長のおっしゃっていることが従業員の心に届くように、その方法を考えることが私の仕事だと思っています。
社員が「もっとこういうことをしてみたい」「こういうことがあったらいいね」ということを言える環境、会社間を超えた交流ができるような活動に取り組んでいきたいと考えております。

プライベートでは、フラメンコをより多くの方に知ってもらう活動をしたいと思います。
フラメンコを好きな人たちを増やしていきたい。大人も子供も、知らない人たちが一緒に踊れるようなイベントを開催できればと計画しています。

学生や求職者へメッセージ

当社は、チャレンジ精神があり意欲的な方にたくさんのチャンスが与えられる環境です。

こんな人と働きたい

部署によっても業務は異なりますが、組織ですから一人でやれないことが多いです。特に倉庫はみんなで連携していかなければ、事故につながったり誤出荷でお客様に迷惑をかけたりしますので、コミュニケーションが取れることが大事です。

協調性があり、コミュニケーションが取れてチームワークで仕事できる方が向いています。また、意欲的で自分の思っていることをしっかり伝えられる方は、成長スピードも早くチャンスもたくさん与えてもらえると思います。

求職者の皆さまへ

会社は、相性があると思いますので、来ていただいた方みなさんが満足するかはわかりません。

しかし、少なからず私がこの会社に十何年いて感じるのは、常にチャレンジをさせてくれる環境と、成長スピードも早くやりたいことがやれる会社だということです。

ぜひ一緒に楽しい会社づくりをしてくださったらと思います。

この会社の理念、
Make our customers “happy ” together!
皆で力を合わせてお客様を“happy”にしよう
Make ourselves “happy ” each other!
皆で扶け合って、お互いを“happy”にしよう
Accomplish our goals forever!
皆のゴールを永遠に実現し続けよう

ということを一緒に実現できたらと思います。

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